お遍路ガイド ~巡礼・巡拝をお考えの方へ~

参拝方法あれこれ

あなたに合った巡拝プランは?

タクシーで巡る

タクシーは10日前後と効率良く巡れます。殆どのお寺の門前まで入ることができますので足腰の弱い方、体力に自身のない方でも安心して参拝することができます。また、初めて巡拝される方でも公認先達の資格を持ったドライバーが基本的な巡拝作法、お経の唱え方など一緒になってお参りします。
自分達だけで巡りたい方や気の合う仲間で巡る小グループには最適です。

メリット

  • 門前近くまで入れるので体力の負担が少ない
  • 入念な計画をする必要がない(四国おへんろ.netに、お任せください!)
  • 自分たちの希望(部分的に歩いたり観光など)を織り交ぜることができる
  • バスツアーのように、乗り換え交通機関の利用を最小限に抑えることができる
  • 経験豊富なドライバーの案内でお参りに専念できる(納経も代行してくれる)

デメリット

  • 少人数になれば費用は割高になる
  • 巡拝シーズンになるとドライバーの指名が難しくなる

ポイント

  • タクシーは4人乗りタクシーと8人乗りのジャンボタクシー(運転手除く)がありますが、4名以上ならジャンボタクシーがゆったりと快適に過ごせます。
  • ドライバーを指名するなら、混み合う時期を確認した方が確実
  • 昼食は基本的にドライバーが地元の郷土料理店に案内しますが、希望のお料理やお店があるなら事前に相談すれば対応いたします。

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バスで巡る

1人からでも手軽に参加できるバスツアー。バスには「公認先達」が同乗し巡拝の心得をはじめ、お寺での作法も教授してくれるので初心者には最適です。団体行動になりますが最近は「格安なツアー」も多くあるので、多くの方が利用しています。

メリット

  • 公認先達や納経を代行する乗務員がいる(大抵の場合)ので、初心者には最適
  • 安価なツアーも多く、手軽に参加できる
  • 参加中と親しくなれ仲間ができやすい

デメリット

  • 常に団体行動でスケジュールが決められている
  • バス駐車場からお寺まで長い距離や階段を歩く場合がある
  • バスが通れないお寺では、タクシーなどに乗り換える必要があり時間がかかる
  • タクシーよりも多く所要日数がかかる(全周タクシー10~11日間/バス12~13日間)

ポイント

  • ツアー会社が実施する巡拝説明会に参加してみる
  • 先達にもよりますが、お寺の由縁やお大師様にまつわる説明など聞くことができます
  • 基本的な巡拝作法の説明や団体で参拝する際のマナーを理解する

バスツアーの紹介

香川県内で実施しているバスツアーです。
(下記バナーをクリックするとご覧いただけます)

穴吹ツアー巡礼の旅 花へんろ

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自家用車・レンタカーで巡る

以前は、難所とされていたお寺や地図だけではわかりにくい道も整備され、現在ではカーナビの普及により県外ナンバーの車やレンタカーで巡る方が増えています。
巡拝だけでなく、“徳島ラーメン”や“さぬきうどん”などのご当地グルメを楽しみながら自由に巡れる点が魅力となっています。

メリット

  • 自分たちのペースで楽しみながら巡ることができる
  • 時期を選ばす出発できる
  • 高速道路はETCを利用すれば、割引を受けられる(週末など)

デメリット

  • 山間部では、標識があっても迷う場合がある
  • 冬時期には道路凍結により、事故を起こす危険性がある
  • 巡拝が単なる“スタンプラリー”になる場合がある

ポイント

  • 狭い道や山間部があるのでレンタカーは小型車が最適
  • 60番札所横峰寺への道路は冬季閉鎖があるので、事前に確認しておく
  • お寺の納経所は、朝7時~夕方5時まで。安全運転で巡るためにも余裕ある計画を立てる

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歩き遍路で巡る

四国遍路全行程約1,200kmを四国の自然とその土地の人々とのふれ合いを体感できるのが魅力です。
最近は癒しの旅、自分さがしの旅として幅広い年齢層の方が巡っています。
しかし、1日30km平均で歩き続けたとしても40日間必要な為、日頃からの体力づくりと綿密な計画は欠かせません。それでも体力の消耗や精神的な疲労、ケガなどのアクシデントにより途中で断念する事が多いのも事実です。足腰の状態と時間に応じて、自分に合った計画で巡ることをお勧めします。

メリット

  • 四国の自然や、文化・歴史を感じることができる。
  • 昔ながらの“へんろ道”や歩き遍路にしか通らない道を歩くことができる。
  • その土地の人やお遍路さん同士などとふれあえる機会がある。

デメリット

  • 50万円位の費用がかかる。(巡拝プランの中で最も高額)
  • 計画通りにすすめない。(自身の体力、無理なスケジュール、天候、ケガなどのアクシデント)
  • 安全対策は自分自身(山道や人通りのない道中など)

ポイント

  • 時期は春と秋が最適。(夏は猛暑や蚊などの虫、冬は防寒対策で荷物が多くなります)
  • 日頃の体力づくり
  • 服装はできるだけ身軽に(アウトドアショップの軽登山やハイキングの服装が最適)
  • 予定通りに進まないことを前提にした計画(臨機応変に対応できるスケジュール)

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列車・バスなど公共交通機関を併用

自分の足で全て巡るのではなく、列車・バスなどを利用して歩き遍路より効率よく巡ることができます。
限られた日数で巡る方や、体力に自信のない女性などにお勧めです。

メリット

  • 歩きながら目にする風景や列車から見る海や山、バスの車窓から眺める街並みなど情景あふれる景色
  • 人通りのない道や険しい山道を避けることができる

デメリット

  • 運行時間が変更され、計画通りに巡れないことがある
  • 運行本数が少ない(特に山間部や人口の少ない地域)為、乗り遅れると取り返しがつかない事もある

ポイント

  • 事前に利用する交通機関の運行時間は確認する
  • 歩く距離と時間は余裕をもって計画する